全国的に梅雨が明けて、夏本番を迎えた日本列島。

全国的に梅雨が明けて、夏本番を迎えた日本列島。

各地で、猛暑日（1日の最高気温が35℃以上の日）を記録したというニュースが流れています。

暑い夏を冷やしてくれる夏らしい食べ物といえば、「かき氷」です。

青い波の図柄の上に、「氷」の赤字の氷旗が、かんかん照りの日差しの店先に下がっているのを目にすると、いかにも夏という趣です。

赤や緑や黄色のシロップ、抹茶とあずきの組み合わせの宇治金時、さらに練乳がかけてあったり、アイスクリームや白玉がのっていたりバリエーションもさまざまです。

かき氷を選ぶのに、目移りして悩んでしまうのも、楽しみのうちですね。

沖縄の冷たい食べ物の「ぜんざい」はご存知でしょうか。

一般に、豆類をシロップと黒糖で甘く煮たものが、「ぜんざい」と言われています。

しかし、沖縄本土では寒い時季の温かい食べ物という認識なので、イメージがまるで違います。

氷あずきに近いですが、沖縄では金時豆のぜんざいのかき氷が、同じ「ぜんざい」の名で夏の定番デザートになっています。

ところで、冷たい物を食べるとキーン！とおでこや頭に痛みが走るという経験のある方も多いかと思います。

この頭痛はice cream headacheという正式な医学用語が付けられています。

（日本語で言えば、「アイスクリーム頭痛」）

なぜ痛くなるのかですが、冷たい物を急に食べたその刺激は、神経を通じて脳に伝達されます。

しかし、あまり急なために脳が混乱して「冷たい」だけではなく、「痛い」とも勘違いしてしまったり、強い刺
激が加わることで血管が一時的に炎症を起こすため、などといわれています。

痛みはしばらくして消えますし、体に悪い影響は無いそうです。

キーン！したい方はともかく、回避するには慌てずゆっくり食べるようにするのが良いようです。