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10月22日は、京都の三大祭りの1つである時代祭が行われます。

時代祭の起源は、葵祭・祇園祭に比べて新しく、明治28年の平安神宮建立に伴い、これを祝って行われました。

平安神宮の建立は、桓武天皇によって長岡京から平安京へ遷都した西暦794年から千百年。

平安遷都を記念する、京都の一大事業だったのです。

当初、時代祭の行列は古い時代順に6行列でした。

しかし大正時代の時代の時代祭りからは、明治維新から平安へと時代を遡る(さかのぼる)ものとなり、現在は18行列となっています。

京都と関わりの深い歴史上の人物や、時代ごとの装束を身につけた人々による行列は、神幸列と共に、京都御所から平安神宮へと巡行します。
この時代祭の運営全般は、市民によって構成された講社(こうしゃ)によるもので、地域的な尽力でまかなわれています。

ところで、明治28年は、京都が非常に活気づいた年かもしれません。

平安遷都千百年記念をきっかけに、明治維新によって衰退していた京都を盛り立てようと、平安神宮の建立など、様々な事業がこの年に行われました。

2月には、日本初の路面電車が京都の街を走りました。

3月には、京都ホテルが開業し、さらに平安神宮が完成
4月~7月末の4ヶ月間は、第4回内国勧業博覧会が開催されました。

(第3回まで東京開催。大阪との誘致合戦の末第4回の開
催決定。第5回は大阪開催。)

この博覧会は、工業館、農林館、器械館、水産館、美術館、動物館で構成されていました。

また、期間中の観客動員数は、113万人を超えるものでした。

ちなみに、この時、美術館に、黒田清輝のフランス留学中の作品である、裸婦像「朝妝(ちょうしょう)」が出品されています。

この作品は、大きな物議をかもし、人々の注目を集めました。

そして明治28年10月、この年のメインイベント平安遷都千百年記念祭が盛大に行われ、時代祭が行われるようになったというわけです。
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