忍者ブログ
30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

6月は、サクランボが旬を迎える時季です。

サクランボは文字通り桜の実ですが、桜は桜でも、春に美しく咲くソメイヨシノやオオシマザクラ等とは種類が
違います。

実を食べるのが主体の西洋実桜(セイヨウミザクラ)の実が、サクランボです。

日本で栽培されているものは、19世紀後半にヨーロッパやアメリカから伝わった西洋実桜に、品種改良を重ねて作られたものです。

サクランボは、雨に弱いため、梅雨でも比較的雨の少ない、山形県や長野県が主な産地になっています。

また、国産のものは「果物の宝石」と呼ばれるように、非常に高価な果物です。

栽培に、大変手間がかかるために、高価になってしまうのだそうです。

有名な佐藤錦(サトウニシキ)は、「赤いルビー」とも称されるサクランボの最高級品です。

この品種は、ヨーロッパで古くから栽培されているナポレオンと、アメリカ原産の黄玉(キダマ)という品種を
かけあわせて作られました。

木箱に美しく並んだ佐藤錦は、手塩に掛けて大事に育て上げた、可愛い箱入り娘達というところでしょうか。

国産のものより早めに出回っている、アメリカンチェリーももちろん美味しいサクランボですし、手に入り易い
ものですが、佐藤錦とまではいかずとも、ちょっと贅沢して、繊細な国産のサクランボで日本の旬を味わいたい
ものです。

ところで、サクランボというのは実の愛称で、正しい名称は桜桃(オウトウ)です。

桜桃と言えば、太宰治を偲ぶ「桜桃忌」が思い出されます。

亡くなる直前に発表された作品「桜桃」に因んで、この名が付けられたそうです。

命日であり、誕生日でもある6/19のこの日は、毎年多くの太宰ファンが、東京三鷹の禅林寺を訪れ、墓前にはサクランボも供えられるとのことです。
PR
この記事にコメントする
お名前 タイトル
URL メールアドレス
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
フリーエリア
最新コメント
[01/27 ナマエ]
[10/22 問屋]
[09/29 はる]
[09/23 近所のぼくちん]
プロフィール
HN:
PS
性別:
非公開
職業:
イラストレーター
趣味:
SK8 植木 バイク
バーコード
ブログ内検索
お天気情報
≪BACK HOME NEXT≫
忍者ブログ [PR]